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嬉野温泉・和多屋別荘・小原健史です。 (ブログ:591号)
トラベルニュース<誇りへの闘い:#37>
「UD全国大会:配慮と前提」
平成23年の新年のご挨拶を申し上げますとともに、本年も宜しく
お願い申し上げます。
さて、前回記載しました「第5回全国ユニバーサルデザイン大会」
が昨年末に嬉野温泉で開催され、成功裏に終了しました。
私は佐賀嬉野バリアフリーツアーセンター会長として受け入れ側
の責任者的な立場で、昨年の後半は相当なエネルギーを注ぎまし
た。
そのような中で、大会初日に古川康佐賀県知事の基調講演があり
ましたが、古川知事は、佐賀県出身で東大から自治省に入省され、
岡山県や長野県へ出向され、最後は長崎県の総務部長の時に佐賀
県知事選挙に打って出て見事40歳代で当選されました。
就任当初から「三世代の人にやさしい地域づくり」の方針をもた
れており、観光振興策として「ファミリーツーリズム研究会」を
発足させ、親子三世代の旅行を受け入れる施策の推進、また、
障碍者が安心して生活ができるような様々なシステムの構築をさ
れてきました。
その一つが「パーキングパーミット制度」で、公共施設やショッ
ピングセンター、旅館ホテルなどの玄関のすぐ横に障碍者優先の
駐車スペースを確保するシステムです。
また、私が提案した「佐賀嬉野バリアフリーツアーセンター」の
設置についても多額な予算措置の支援をして頂きました。
さらに、全国知事会でも様々な改革の提言をされており英明なる
知事として中央の政官界や九州の経済界でも認められている存在
です。
その古川知事の基調講演の中で「・・・老若男女の全ての人々に
やさしく、豊かな生活を実現するユニバーサルデザインの考え方
は、配慮ではなく前提であるべきだ!」との言葉に、
私は深く胸を打たれました。
その意味は、例えば高齢者に使いやすい旅館づくりとして、
「手すりを付けたり、段差をなくすことが、<わざとらしく特別
な配慮をしましたよ!>と言う感覚ではなく<高齢化社会の中で
手すりや段差をなくすことは旅館ホテルが当然のように行うべき
こと=前提>であると言う意味で、この大会の為に特別な配慮を
もって様々な努力をしたかのような錯覚に陥っていた私自身や
関係者には、ハッとさせられるような提言でありました。
「配慮ではなく前提であるべき!」この言葉は、一定の旅館ホテル
の経営者が今までは顧客目線でなかったとすれば、その反省の上に
、さらにレベルアップするための「前提としての施設や料理、笑顔
のサービス」にも照合すると、一層の豊かな旅の提供ができる
ものと思います。 今年も頑張りましょう!
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